スパイス&ハーブを全感覚で味わう複合施設「ヘルジアン・ウッド」

Journey

薬都・富山の原風景「ヘルジアン・ウッド」でスパ&ランチしたお話。

[訪問日:2023年6月]
富山県立山町に2020年オープンした「Healthian-wood (ヘルジアン・ウッド)」は、富山の製薬会社(前田薬品工業)が手掛ける、美と健康をテーマにした複合施設。医学の原点とも言われる薬用植物の力を、香り・食・トリートメントなどで体感できます。今回は月曜のみの特別プラン、スパとランチがセットになったペア限定「Mondayリトリート」を体験してきました。

お得な月曜&ペア限定「Mondayリトリート」

「ヘルジアン・ウッド」は、広大な敷地にハーブ園、アロマ工房、レストラン、イベントスペースが点在。田園風景の先には立山連峰が連なり、日本の原風景を尊重した美しい村づくりに取り組んでいます。サウナ好き界隈では、同敷地内に2022年6月オープンした1棟貸しサウナホテル「The Hive(ザ・ハイブ)」(写真下の左側の建物)が話題に。

「Mondayリトリート」は月曜だけの特別コースで、レストラン「TheTable(ザ・テーブル)」のコースランチに、「The Spa by Taroma(ザ・スパ・バイ・タロマ)」のトリートメントがセットになったペア限定プラン。(最初は別々に予約しようと価格をみたら、2人分の総額がいいお値段になり躊躇…このプランがあって良かった!)

アロマブランドのフラッグシップ「The Spa by Taroma」

私が体験したプランは、トリートメント60分付き。「The Spa by Taroma」は天然国産アロマブランドTaromaのフラッグシップで、併設するアロマ工房で抽出した特製オイルを使ったオールハンドのトリートメントが特徴。カウンセリングを受けた後、施術室でお着替えなのですが…景色が良い!

ハーブ足浴は季節ごとに畑でとれる薬草を使っていて、この日はヨモギでした。

トリートメントも特製オイルに包まれた体がじんわりほぐれて、気持ちい~。施術後は、ハーブティーを飲みながら体調のアドバイスも。

ハーブ和紙の個室で富山の「いま」を味わう

トリートメントですっきりした後は、レストランに移動してランチ。途中の小道には、ハーブやスパイスがたくさん植えられてました。


「The Table」は富山食材の地産地消にとどまらず、ハーブ&スパイスをテーマにカテゴライズしない料理、シンプルの中に遊びと驚き、心も体も豊かになるレストラン。

個室の壁に貼られた和紙には、なんとハーブが!

ランチには、ノンアルコールドリンク3杯のペアリング付き(お酒が飲めない体質なので嬉しい~)。ノンアル1杯目はアミューズとのペアリングで、緑茶・青海苔・富山のハチミツが使われ、海と山のふくよかで優しい味わいのカクテル。

アミューズは、ライスチップスと立山の鹿のスープ。鹿のスープは、ふわっとした出汁のあとから野性的で力強い旨みがぶわっと広がる…! 窓の外にそびえる立山で狩猟した鹿が用いられ、口にした食材と目に見える景色がリンクすると、有難みもひとしお。

続いて、そら豆と白海老。フェンネルの爽やかさも相まって、初夏の味。

ノンアル2杯目は魚とのペアリングで、ドクダミ・庄川の柚子、滑川の海洋深層水の塩を使い、酸味と苦みと旨みを感じるカクテル。お魚は、肉厚かますのフライ。ザックザクの衣にホックホクのかます! 梅おろしでさっぱりと。

ノンアル3杯目は肉とのペアリングで、ブラックベリー・アールグレイ・クローブ・松の葉・松の茎で渋みと旨みの際立つカクテル。お肉は、名水ポークと人参のソテー。ぷりんっとした豚と脂の甘いこと…ぷつんとした粒マスタードの辛旨で締まる~。

さらに、立山放牧牛を使ったスライダーバーガー。小さくてもパテのゴロっと肉感に満足の食べ応え。

デザートは、酒粕のアイスとグミのジャム。

食後のメディカルハーブティーも、二十四節気ごとにブレンドを変えているそう。訪れた際は、小満にあわせたベニバナとハイビスカスのお茶。

この土地だからいただける
今日この時だからいただける
まさに“今”を噛みしめるレストラン!

富山駅から「ヘルジアン・ウッド」へのアクセス

富山駅から車やタクシーなら、約35分。ですが…私は電車とバスを乗り継いで訪問しました。バスの乗り継ぎがヒヤヒヤでしたが、約1時間で到着。

行きは、富山地方鉄道立山線「電鉄富山」駅から「五百石(ごひゃくこく)」駅へ。ICカードが使えないので、切符を購入。

「五百石」駅のロータリーから、立山町営バス(吉峰行き)に乗り「日中上野(にっちゅううわの)」駅で降車。※車内アナウンスや駅名表示版がなかったので「どこで降りれば良いの!?」と焦りました(GoogleMapのGPSをオンにして、施設に近づいてきたところでブザー押しました)

降車後、徒歩3~5分で到着。※帰りのバスの時刻チェックも忘れずに

帰りも同様のルート。バスの時間まで、アロマ工房で買い物やお茶して待ちました。自家製レモネードには、畑でとれた山椒の葉が添えられて爽やか~。

日本の原風景が広がる「ヘルジアン・ウッド」。セラピストやシェフの職人技を通して、富山の風土の豊かさや山・海・野の恵みを存分にいただきました!
薬用植物のスパイス&ハーブを五感で味わえる、新感覚の心地よさ。こういうスパイスの楽しみ方も、好き。

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