富山の「越中料理 五万石本店」で薬膳鍋を食べたお話。
[訪問日:2023年6月]
富山で食べたい料理の1つ、それは薬膳料理。薬都(やくと)と呼ばれるだけに、本格的から略式的まで幅広くあり、その中で私が気になったのが「越中料理 五万石本店(ごまんごくほんてん)」の「立山ポーク 薬膳鍋」。薬膳鍋のスープには漢方素材でもあるスパイスがたっぷり使われ、食材の旨みも加わり、ずっと飲んでいたい美味しさでした!
約12種のスパイスが五臓にはたらく薬膳スープ
「越中料理 五万石本店」は、富山の山海の幸をいただける老舗割烹。JR「富山」駅から徒歩5~10分にあるので、ツーリストにも便利な立地。ディナー利用したかったので、事前予約で訪問しました(ランチは完全予約制)。
「立山ポーク 薬膳鍋」(1人6,600円/2人前から)は、料理4品にデザート付き。食べ応えがあり、リーズナブルと感じました。
最初は、アスパラの胡麻和え。
御造りは、サス(カジキ)の昆布〆、ブリなど富山の海の幸。
フキ味噌とはじかみでいただく、サーモンの幽庵焼き。
そして薬膳鍋、登場!
澄んだ琥珀色のスープがふつふつ沸騰し始めると、生薬の良い香りが部屋に充満!出汁の美味しい匂いにスパイスのか香りが加わり、とても食欲をそそられる~。
それもそのはず。個性的で香り強めのスパイスが、たっぷり!!
食欲をそそる、ニンニクやショウガ。
甘みや辛みのある、八角、シナモン、唐辛子、陳皮。
スープをそのまま飲むと、すっきりとした旨みが沁みる~!
喉を通った後も、シャープな辛味と華やかな香りが追随してきて、美味しい~。
そこに、野菜と立山ポークの脂身が溶け出すと、甘みが加わり美味しさが深まる。食べ進めるにつれ、体の内側…まさに五臓からポカポカしてきて、なんとも心地よい。
鍋の〆は、雑炊・氷見うどん(温製または冷製)の3択。私は鍋で火照った体をクールダウンしたく、冷製うどんに。
この日のデザートは、ブランマンジェ。
漢方素材でもありスパイスでもある食材を、スープで余すことなくいただける薬膳鍋。くすり文化の根付く富山で、東洋医学ならではのバランスに基づく料理が味わえました。
富山旅行で「何食べよう?」と悩んだら、こちらの薬膳鍋も選択肢に!
体の内側からスパイスが沁みる体験をしてみてください。
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