アメリカ・秋の味覚ミックススパイス「パンプキンスパイス」のお話。
アメリカのミックススパイス「パンプキンスパイス」は、季節を感じるスパイスの1つ。アメリカカルチャーと繋がりの深いスパイスながら、日本のカフェでも近年パンプキンスパイスラテが秋限定で登場。秋のムードを高めるミックススパイスを紹介します。
「パンプキンスパイス」は、主にシナモン、ナツメグ、クローブ、オールスパイス、ジンジャーなどの5種類を混ぜ合わせたミックススパイスのこと。
パンプキンパイを作るのに欠かせないフレーバーで、「パンプキン スパイス」や「パンプキンパイ スパイス」などの名称で販売されています。インターナショナルスーパーやAmazonで購入できます。
では、なぜ秋の味覚なのか…?
アメリカでは毎年11月の第4木曜に「サンクスギビング(感謝祭)」という大切なホリデーがあり、その伝統料理のデザートとして欠かせないのがパンプキンパイ。(アップルパイやピーカンパイなども食べられ、どれもシナモンやクローブと好相性~)
「サンクスギビング(感謝祭)」は17世紀から続く伝統行事で、その起源は1621年に遡ります。イギリスからメイフラワー号に乗ってアメリカに移住したピルグリムたちが、新天地で迎えた初めての収穫に感謝し、過酷な冬を越す知恵を授けてくれたネイティブアメリカンを招いて祝宴したことに由来します。 秋の訪れを告げるフレーバー「パンプキンスパイス」には、収穫の秋を喜ぶアメリカンカルチャーが背景に!
日本でも味わえる!カフェチェーンのパンプキンスパイスラテ
パンプキンスパイスラテは、カボチャの味がバーンっとするわけではなく、こっくりした甘さ、スパイスのピリッとした味と香り、コーヒーの苦みが大人仕様の味わいです。
スターバックスの「パンプキン スパイス ラテ」は、海外で秋の風物詩として人気の高い季節限定ビバレッジ。カボチャのピューレにパンプキンスパイスのフレーバーを加え、エスプレッソとスチームミルク、ホイップクリームにナツメグパウダーをトッピング。日本版は本場のレシピとはちょっと違うようで、トッピングするスパイスの風味は控えめなんだとか。
日本では2006年秋に初上陸し、15年という空白期を経て2021年に再登場。この15年で日本人のスパイス観も変わったんだな~としみじみ。
エクセルシオールカフェの「スパイス香る パンプキンラテ」は、スパイスフレーバーシロップにカボチャソースを加えたラテ。トッピングのナツメグパウダーからピリッとした味と香りを味わえ、ホットラテだとスターアニスの香りも立つのでおすすめ(スターア二スは飾り用なので食べないようにご注意を)。
アメリカの秋を告げるフレーバー「パンプキンスパイス」、注目してみてください。
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